固定能力

3/22
前へ
/65ページ
次へ
ラフィの家からそう離れていない学校に着くのはそう遅くなかった。 「じゃあレンは職員室だよね?」 「あぁ、じゃあまた後でな」 ちなみにクラスは理事長権限でラフィと同じ1-Bだ。 他は何も知らないが。 そう考えていると職員室前に着いた。 「失礼します」 レンはノックをしてはいる。 目の前には背の高い女性が立っていた。 「こんにちは、シクタール弟くん。私は1-Bの担任、シアリ・マセライよ。よろしく」 シアリはそう言って軽く頭を下げた。 「レン・シクタールです。よろしくお願いします」 レンも名乗り頭を下げる。 「礼儀がしっかりしてるわね。じゃあ教室に行きましょうか」 そう言ってシアリは歩きだした。 レンもそのあとを追い歩いた。
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加