固定能力

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「じゃあシクタール弟君ははシクタール姉の隣に座ってね」 クラス中にあっ…とかそういえば…とかいう声が出る。 どうやらシクタールという名前を忘れていた様だ。 そんな声のなかレンはラフィのところまで歩いていき、席にすわる。 ラフィは次の休み時間まわりがうるさくなるだろうと思ったので走り逃げることにした。 「じゃあ次の授業はシクタール弟君は固定能力の検査、発動。そのあとチーム決めをしますので他の人はこの教室にいてくださいね」 そういうと先生はレンを連れて部屋を出た。 実質的には、先生が帰ってくるまでは自習、すなわち休み時間だ。 もちろんラフィはクラスの仲間に捕縛された。
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