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ザァー…
雨が降っている。
その音で少年は目を覚ました。
「どういう事だ…」
先ほどまでそとに倒れていた筈の少年はいまベッドに眠っていた。
そしてそのベッドの横の椅子には少女が座っていた。
「こいつが助けた…のか?」
少女の外見は少年と同じほどの年、つまり高校生のようだった。
その少女を見た瞬間、少年は重いからだを起こし、部屋から出ようとした。
しかし、風邪をひいた様で体がうまく動かない。
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