裏世界の秘密

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「この部活でする事はこの世界にいる未確認生物を捕まえる事。この世界でもモンスターと言うみたいだね」 健人は右手の人差し指を突き出す。 「2つ目はこの地区にいる僕等と同類を僕等の仲間にする」 右手の中指を突き出す。 「そして……」 左手の中指を上に向ける。 「上の世界へ転送する」 「健人君、怪談みたいになってるよ。もうちょっと和らげて」 「フフフ……」 「怖ッ」 「所謂…… モンスターがいたら捕まえて、俺達と同じのがいたら仲間にして、最後はどっちも上に送るって事?」 「覚えが早いね、先輩。そういう事になるよな」 笑えないミニコントを終え、話がまともになる。 「それで、3人はどの種族なんだ?」 最初に竜眞が口を開いた。
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