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「2人共! 入ったよ、新部員さん! 折原雄哉先輩です」
部室に入ると2人の生徒が居た。女子と男子。
「私の名前は三木梓です。1年2組です。よろしくお願いします」
「僕の名前は三木健人。1年1組だよ。よろしく」
「この2人は双子なんだよ」
「よろしくお願いします」
1年なのに頭を下げた。
敬語にもなってしまった。
「それで、この人は何の種族で?」
「種族?」
「この人はまだこの部の事は知らないから、雄哉先輩。今から説明するね」
説明しなければ分からない活動なのか……。
雄哉はそう思いながら竜眞達の説明を訊いていた。
竜眞達が話した事をまとめると、竜眞、健人、梓は普通の人間では無いという。
そして雄哉も人間では無いのだという。
「人間じゃ、……無い……?」
「うん。折原先輩の親に何か変な事とか無かった?」
「……母さんの眼が赤色だった」
「折原先輩の親は死神族だな」
雄哉は健人が言った言葉を数秒間理解できなかった。
「……死神?」
「うん。雄哉先輩のお父さんは普通の人間なら雄哉先輩は死神と人間のハーフ」
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