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ここ、復理高校は入学初日から通常の1日授業である。
「基本的には君達の仕事は『理喰い』の討伐、要人の護衛などだ。」
「先生ーいや親父。」
「学校では先生と呼びなさい保成君」
「・・・。」
「でだ、今は唯一遺伝子操作ではなく遺伝子の直接投与に成功したうちのハニーが世界中で奮闘しているというわけなんだが、なにを隠そう人手がたりてなくてなぁ、つーわけできみらには戦闘に参加しながら授業を受けてもらう。」
『え・・・もう?』『はやくない?』『心の準備が・・・』『ザワザワ・・・ザワザワ・・・』
みんな口々に喋りだした。最後のやつ、お前は違うだろ、なんか違うことしてんだろ。
「がだ。」
孝文が語気を強めていった
「あまりにびびってるやつ、威勢ややる気だけの奴らに簡単に犬死にしてもらっちゃあこまるんだな~これが。」
『そりゃ~もっともだ。』
保成は思う。
「そこで宿泊研修と称して実力者選抜を行う。」
「どこでやるんすかー?」
「おー和弥か、久しぶりだな~。ロシアの雄大な大地でやってもらうから覚悟しとくよーに」
『タカさんほんと公私がわけらんねーな・・・。』
「つーわけで早急に青春の一大イベント『ドキッ初めての係決め!』を行ってもらう。」
『・・・』
「なんだ、みんな黙っちまって。」
「せんせーさっさと死んじまってくださーい」
「保成君あとで職員室に来なさい。」
「なんだかな~もう。」
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