#02 俺と電話

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昴「すいません、電話なので失礼します」 緩んだ頬を引き締め、無表情でそう言うと、俺は返事を聞くことなく生徒会室から出た 生徒会室から出れたことを喜んでいる場合じゃなかった 俺は一刻も早く電話に出たかった 一刻も早くアイツの声が聞きたかった 人気のない廊下まで走ってきて、通話ボタンを押す 携帯を耳に押し付けて、すぐに口を開いた 昴「隆司!!!!!!」 .
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