#18 俺とその後

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昴「・・・た、かし・・・?」 隆「・・・・・・ごめんな」 昴「・・・えっ・・・?」 隆司の謝罪の意味が分からず、俺は間の抜けた声を出してしまう そんな俺に気にする様子もなく、隆司は俺の肩口に顔を埋めたままゆっくり口を開いた 隆「・・・俺、昴が寂しがってるの・・・知ってたんだ・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!? 昴「し、知ってたの!?いつから!?」 隆「・・・最初から」 昴「じゃあなんで今まで・・・!!」 隆「・・・・・・怖かったんだ」 そう言った瞬間、俺を抱きしめる隆司の手に力が入る 隆「・・・俺は昴のことが昔からずっと好きで、やっと手に入れた昴をすごく大事にしたいって思ってる・・・。 でも昴を前にすると感情も理性も抑えられなくて・・・きっと思いをぶつけすぎて昴を傷つけてしまう・・・。 だから・・・俺が感情を上手くコントロールできるようになるまで我慢しようって・・・・・・」 隆司が言った言葉によって、俺の胸の痛みはなくなっていき、逆に胸が温かくなってくる ――全部、俺のためだったの・・・? .
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