9541人が本棚に入れています
本棚に追加
/411ページ
◇◇◇
5年後
俺たちは変わらず忙しく仕事に追われていた
昴「えーっと、この依頼は昨日終わらせたし、これは今日終わったし…」
俺は一人事務所で依頼の整理をしていた
と言っても仕事は終わったものしかないけど
昴「隆司やつ最近新しい依頼取ってこないけど大丈夫なのか?もう今日で全部終わっちゃったぞ…」
俺はぶつぶつと文句を呟きながら着実に整理を終わらせていく
そして最後の1枚を仕分けし終えたと同時に
隆司が勢いよく事務所のドアを開けて入ってきた
隆「昴仕事終わったかー?」
昴「今全部終わったよ。てゆうか新しい依頼なにもないけど大丈夫なのか!?大丈夫じゃないよな!?」
俺が隆司を少し睨みながらまくし立てると、隆司はにやーっと笑みを浮かべた
なにか企んでる顔だ
隆「大丈夫大丈夫。明日から長期依頼が入ってるからなー」
昴「長期依頼?」
隆「そうそう。
明日から大学に潜入調査だー!!!!」
昴「……えぇぇぇぇえ!!!!明日から!?なんで言わないの!?」
俺たちの日々は慌ただしく過ぎていく
たくさんのことを経験して、いろんなことが変わっていく
しかしずっと変わらないものがある
俺が隆司の隣にいるということ
隆司が俺の隣にいるということ
それはずっと変わらない
ずっとずっと、永遠に…
隆「昴行ってくれるよなー?」
昴「あぁもう!!仕事ですから!!!!」
END
.
最初のコメントを投稿しよう!