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辰「俺はお前のことが本気で好きなんだ。他のやつのところに行く訳ないだろ?」
光「…………っ!!」
会長の言葉に心臓が跳ねる
身体中熱くて熱がぐるぐる回っている感覚と、うるさいくらい鳴る心臓
どうしよう、これはどうしたら治まるんだ…
辰「それで、なんでさっき俺から携帯を奪い取ってまで俺を引き留めたのか聞かせてもらおうか?」
会長がゆっくり近付いてくる気配がする
けれどきっと俺の顔は真っ赤で、会長の方を見ることができない。顔をあげられない
辰「ほら、早く答えろ?」
俺の目の前まできた会長はふいに俺の顎をつかんで上を向かせた
上げた視界に映るのは真剣な目をした会長の顔
会長からの目を見たとき思った
もうこの人からも、自分の気持ちからも逃げれないと……
光「……会長のことが…す、好きだから……他の人のところになんか…行かせたく…なかっ…!!」
俺の言葉は最後まで紡がれることはなく、会長が思いっきり抱き締めてきたことに驚いて中断されてしまう
辰「やっと認めたな、ばか光輝。この俺をこんなに待たせやがって…でもこれでお前はもう俺のものだな」
俺の首元に顔を埋めながらそう呟いたかと思うと、顔をあげて本当に嬉しそうに笑う会長
……俺様なのになんか会長かわいい
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