圧倒的な科学力

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  そいつは三人の警備員に銃口を向けながら誘導するようにこちらに向かって来ていた。 人質を一カ所にまとめようとしているのだろう。 客達は強盗犯から距離をとるように移動して行き、自然と隅の方に集まる形となった。 強盗犯の仲間が誰も見ていないのを確認し、近づいて来た強盗犯に背後から近づく。 強盗犯の首に彫られたタトゥーが目に入ったが、強盗犯との間合いを一瞬で詰め、相手の首を本来曲がらない方向へと曲げた。 強盗犯は一瞬苦しそうなうめき声をあげ、だらんと膝から崩れ落ちた。 よし!後はスピード勝負だ!!  
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