圧倒的な科学力

16/28
前へ
/105ページ
次へ
  強盗犯はデブの尻を蹴り飛ばした。 デブはぶざまにこける。 ちょ~笑える。 って言ってる場合じゃない!! 強盗犯の銃口がこっち向いてるよ!!! 「死ねぇぇ!!」 強盗犯の銃口から一斉に何十発もの銃弾が放たれた。 俺は構わず強盗犯に向かって一直線に走りだす。 俺が強盗にたどり着くまでに百を越える銃弾が発射されるが、たった一発も俺に当たることはなかった。 「お前が死ねぇぇ!!」 俺の鉄拳が強盗犯の顔面にめりこむ。 仮面が砕け、思いの外威力があったのか一回転し俯せで強盗犯が倒れた。 ……なるほどね。 俺の視線はある所に向いていた。 そして、ある推測に至る。 アイツならやりかねない。いや、やりそうな事だった。 「…上等だよ」 そう画面の向こうにいるであろう奴に言葉をなげかけ、意識の失った強盗犯にとどめをさした。  
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加