圧倒的な科学力

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  大画面を見ると映像は俺が幼女に銃を突き付けられているところだ。 そう、この後俺は幼女に振り返り一気に距離を詰める。 そして幼女の震える手を優しく包み込み、銃口を自分の額に押し付け、自ら引き金を引いた。 つまり、強盗犯の最後の一人は俺自身だったわけだ。 匠は椅子を回転させこっちを向く。 「何で自分が強盗犯の一員だって分かったんだこら?こら」 強盗犯に共通すること、それは全員が首に蝶々のタトゥーをしていた事だ。 Mission開始直後あの幼女は俺に向かって“蝶々”という単語を発した。 んじゃ俺って強盗犯の仲間じゃね?となったわけだ。 まぁそんな感じのことを匠に告げる。 「ふんっ……次はヒントなしだからな。これ決定。ってか銃弾避けるとか人じゃないね。人で無しだな。ふぎゃー!!」 匠はスナック菓子を投げ出すと椅子の向きを変え、手元にあるパネルを凄い勢いで操作し始めた。 「毎回言うけど、俺銃弾と同じスピードとかで動けないからな。 ただ発射するタイミングと銃口の向きが分かれば何とか避けれるだけだから」 って聞いてねぇよ!!  
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