遠ざかる意識
3/5
読書設定
目次
前へ
/
61ページ
次へ
痛い。 彼の全身を激痛が蝕んでいく。 足元にぬめりとした嫌な感触が広がっていくのを、修斗は辛うじて感じることができた。 声すら出せない彼とは裏腹に、周りはなんだかザワザワと騒がしかった。 焦るように何事かをまくし立てる男性の声。 年配の女性たちのものと思われるヒソヒソ話などが、彼の意識の向こうから聞こえてきた。 しかしそれに耳を傾ける気力は、もう修斗には残っていなかった。
/
61ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!