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「お~! 流石に夜中の学校はこえ~な!」
真夜中の学校。
普段生活している場所なのに、こうも雰囲気が変わるものだろうか。
「おいおい、興奮し過ぎだろ」
「匠巳も和馬もよくそんなに落ち着けるね……」
辺りの木々が風によって揺らめき、ザワザワっと音を奏でる。
「何だよ、昌樹。お前ビビりすぎ」
くっくっ、と馬鹿にしたように匠巳が笑う。
その間に和馬は昼に借りて(盗んで)きた鍵で、校舎の扉を開く。
木造であったりする訳ではないただの扉はゆっくりと開かれる。
「さあ、七不思議を拝見しに行くとしますか」
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