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校門をくぐったあともしばらく芝生に囲まれた道を走り続ける。
車で走ってるはずなのに、この道はどこまで続くのだろうか。
歩いていたらどうなったことだろうと思って身震いが出た。
「確か高等部校舎までだったよね?」
「は、はい。あとどれくらいですか?」
「もう着くよ。この道は結構長いからお待たせしちゃって悪かったね」
申し訳なさそうにお兄さんは笑いかける。
「気にしないでください。ただ、なんでこの道はこんなに長いんですか?」
思い切って疑問をぶつけてみた。
「この道では色々なことをやるんだよ。多分この先生活してればわかるからそれまでのお楽しみにしとこうかな」
いたずらっぽくお兄さんは笑う。
この道で何をするのだろう。
というかこんなに大きい必要はあるのだろうか。
巨大学園の考えることが全く想像付かなかった。
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