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「俺は今までにない事を小学生や中学生の時にやってきた。
とても大切な奴を助けたかったから、、、
学校のやり方では救えなかった奴のために俺は時間がかかってもなんとかしてやりたかった。
そいつのために色々と学校に対立をしたりもしたんだ。
もちろん悪いことだって繰り返した。
だが、ここなら何をしても止められやしない!
今までの学校じゃ出来なかった事がここなら簡単に実現できる。
これから入る新入生のため、在校生のために俺はなんでもするつもりだ。
この場で俺は宣言する!
俺は柏学の生徒会長になる!!」
会場が一瞬でざわつく。
「なんだって?」
「ありえない」
「そんなばかな、、、」
生徒の中から口々に出る言葉。
それくらいに生徒会長になることは容易ではない。
確率にして2000分の1。
生徒会に入るのにでも確率は決して高くはない。
数少ない生徒会の席に座れた者は生徒から希望と期待に満ちた目で支持される。
それに答えるように生徒会は学生に対して要望に答えていかなければならないものだ。
だが、生徒会の中でも特別なのが生徒会長。
生徒会長は自分の好きなように学校を動かすことができる。
校則をいじることも行事を追加、削除もできる権限が与えられる。
ゆえに生徒会長になりたいものは数えきれないほどいる。
その頂点を目指すとは無謀に近いものだった。
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