対立

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「いいか、書き終わったら職員室まで持ってくるんだぞ?」 「はい、、、」 そう言って高木先生は教室を後にする。 先生が行ったのを見てため息をつきながら目の前の原稿用紙に向き直す。 入学式での一件は、あの後すぐ先生に連れていかれて説教と反省文を書くよう言われたのだ。 自由な学校といえど入学式の途中にあんな騒ぎになったんじゃ止められるはずだ。 「はぁ、初日に怒られて反省文書くはめになるなんて、、、」 後悔しても遅いとわかっていても落ち込んでしまう。 編入初日に怒られたことで間違いなく先生に目を付けられたに違いない。 さらには神月の出現に入学式でまさかの生徒会長宣言。 考えるとまた一段とひどく落ち込んだ。 入学した時にあったこれからの学園生活の不安は今日の出来事により入学前よりも大きくなっていた。
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