高等桜坂学園へ

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「なんだよ...ここ...」 面積は東京ドーム四個分って... しかも、金持ち学園だろここ! 門の棒とか金ピカじゃん! ありえん! 本当、ありえん! 「君、葉月みさき君ですか?」 「はぁ?あっ...そうですけど」 初めて、声かけられた気がする 髪は真っ赤で耳はもちろん、唇にもピアス それに、こんな怖い顔してるのに.... ってかちっちゃ! 小学生ですかアンタ! 黒髪に眼鏡ってまじめか! 「よかった!探してたんですよ!教室に案内します、ついて来てください!あっ僕は一年生の赤木悠斗(アカギユウト)です!よろしく!」 まさかのタメッ?! まじかよ... とりあえず、自己紹介しねぇーと 「よろしく...俺も一年、名前は葉月みさき」 「みさき君一年?!同んなじ年なのに背が高くてうらやましいなぁ~」 牛乳飲め!牛乳! 「じゃぁ、教室に行こう!えっと、みさき君の教室は....」 教室知らんのかい! しかも、何だ ポケットから出した あのくしゃくしゃに丸められた紙は! 本当に小学生か?こいつ! 「あっ!そういえば、僕みさき君と同じクラスだった!」 あっ....この人まさか...? バカと名のつく生き物... いや、これは言いすぎた 「三組だよ!行こう!」 ガシッ! なっ!腕をつかまれた! 「へっ?」 「走るよ!」 「えっ!?」 ビューーン! 「うわぁ!ちょっ!」 ありえん! なっんつー早さ!もう、廊下じゃん!みんなの視線釘ずけやし! ちらっ... ん? ちらっ? オイオイ、廊下は走らないって書いてあるんだけどぉー! 壁紙に! 「とーちゃく!」 急ブレーキって! ちょっ! ゴンッ! 床に顔面強打!! 「みさき君!大丈夫!?」 「....」 かくっ... 「っー!みさきくーん?みさきくーん!」 .... 俺は気を失った 転校初日でありえん...
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