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私は生き甲斐をつくる為に介護の専門学校に通っていた
誰かの為に生きたい…
そうでもしないと自分が自分でなくなってしまう気がした
だんだん体がボロボロになり生きている意味がわからなくなっていった
いつの間にかリストカットをしないと外に出れなくなった
常にカミソリをポケットに入れて持ち歩いた
電車に乗った時 周りの視線が気になる…
私の悪口を言われているような気がした
そして痴漢にもあった
私は電車を一旦降りて駅のトイレにかけこむ
そしてポケットからカミソリを取り出し左手首を思いっきり切った
フツフツと赤い血が流れでてるのをながめた
そして手首からポタポタと落ちトイレの床を赤く染めた
胸につまった苦しいものが涙と血とともにすべて吐き出された気がした
ガーゼと包帯を巻きトイレをあとにする
包帯を見て気づいてる人は気づいているみたいだった
私が普通ではなかったことを…
でもほとんどの人がみてみぬふりをした
私だってみんなと同じ人間なのに…
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