きゅんきゅんしませう

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かなだかわしま 「金田」 「なあにいー?」 「ありがとう」 「俺なにもしてなあいよー」 コロコロがついてるイスで しゅーしゅー動いてる金田を 目で追ってみる。 ‥だめだ、酔ってきた。 「俺、足引っ張ってるのに一緒に居てくれてありがとう」 「それ誰が言ったのー」 「みんな言ってるじゃんか」 「勝手に言っとるだけじゃん。俺そんなん思ったことねえしー」 しゅーしゅー動いて止まらない、 目が疲れちゃうからやめてー 「周りからそう見えるってことでしょ」 「はあっ!?ふざけんっ」 勢いあまってイスから落っこちた 「あいてててて‥」 「だ、大丈夫?」 「‥‥なあ、かあしま。周りからどう思われようが何も気にすんな。俺はかあしまが好きだから。」 普段はあまり言わないのに すんなり言うからびっくりした 「俺がかあしまに足引っ張られた事なんかねえし。好きだからずっと隣いてほしい。嫌だったら‥いいけど」 恥ずかしいからなのか、 頭を痛がるフリして 腕で顔を隠してるのがバレバレ。 「俺も金田大好きだよ。ありがとう」 「俺こそありがと‥」 えんど
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