日常

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日常

真っ暗な神社の社に蝋燭一本のほのかな灯り。 その蝋燭の前に座っているのは、赤の袴に白の胴着を着て蒼い髪を一つに束ねた16歳くらいの女の子がいる。 蝋燭の灯りで灯された瞳の色は黄金色で、灯りの反射でオレンジ色が混ざり、整っている顔を一層引き立たせている。 『よしっ!!今日のお祈りは終了っ~と♪』 女の子は無表情だった顔を崩し嬉しそうに笑いながら呟き、立って社から出て行った。
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