二千年後の君へ

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普通巨人には後ろから接近する兵士には気付かない。自分に打ち込まれているアンカーにも気付かない。 しかし、この巨人はアンカーを掴んだり、アンカーを打ち込まれた場所を考えて後ろから接近する兵士を蹴った。 黒田は限界を感じた。同時に、班員全員に命令を出した。 「班員、全員散開し、全力で逃げろ!団長命令だ!」 しかし、そう命令した時には遅かった。班員は全員踏みつぶされていた。 「なッ……!チクショウ、何だこいつ!」
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