二千年後の君へ

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「しっかし…相変わらずお前は立体機動装置の使い方が巧いよなぁ」 簾は素直な賛辞を贈った。琥太は嫌そうな顔をした。 「やめろよ簾。それより、お前も点数稼いでおかないとやばいんじゃないか?」 琥太はじゃあな、と言って違うダミーを狙いに行った。 簾は常々、琥太と同じことを考えていた。ここで受けられる訓練の殆どは、実際の巨人に対しては何の意味も成さないのではないか?ということだった。
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