二千年後の君へ

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第16期調査兵団が被った被害は、調査兵団史上最も被害が大きかった。 伝達班が壊滅し、中央待機班に連絡がつかない中、被害はさらに広がっていき、全203名いた調査兵団は僅か20人余りになっていた。 「とりあえず、待機班と合流しよう…」 亮介は待機班がいる中央へ馬を走らせた。 その時だった。 亮介がいた前例2列目の前方から、巨人が走ってくるのを見つけた。 「この距離から見てちゃんと見えるんだから相当でかいんだろうな……。今はとりあえず待機班と合流しよう……」
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