二千年後の君へ

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「黒田団長!伝達班がほぼ壊滅状態です!ここは引きましょう!」 副団長の前原晃が言った。団長の黒田誠一は悩んでいた。 今回の壁外遠征は、史上最悪の結果になった。しかも、何の成果も得ていない。 このままでは、次期調査兵団の希望人数が減るのではないかと危惧していた。 しかし、今引かなければ、調査兵団全員の壊滅もありえる。 黒田は決断を迫られていた。
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