第一章『幽、人。』

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風が気持ちいい。 気持ちがいい、春の風だ。 しかし、何故僕はこの草原に寝転がっているのだろう。 確か僕は、一瞬前にトラックに轢かれたはずなのだが…… もしかすると、ここは天国なのか? ふと見ると、人魂が僕の回りを五つぐらい漂っていた。 やはり天国か。 なら少し、ゆっくりしよう…… 「そんなところで寝てたら、いくら春でも風邪ひくわよ。」 ん……?
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