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「いや、幽霊……じゃないわね。自分が死んだ事に気づいてなかったみたいだし、あんた亡霊ね。」
「亡霊……」
よく分からないが、僕は幽霊から亡霊にランクアップしたらしい。
「さて、名前が無いんじゃいろいろ困るだろうし、私が名前付けてあげるわ。」
「う、うん。」
「……そうねえ……
……幽人。幽霊の幽に、人。で、幽人。どう?」
「幽人……うん、気に入ったよ。今から僕は幽人だ。」
「そう、なら良かったわ。あ、そうだ。私は博麗霊夢。よろしく。」
「よろしく、霊夢。」
「さて、そうとなれば……」
霊夢は巫女服の中に手を突っ込んで、がさごそし始めた。
かゆいのかな?
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