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あれはまだ俺様が五歳、旦那が三歳だった頃の事。
その時の俺様は、暗殺、諜報とかをする忍の里にいた。
───────………
毎日の様に殺人術を叩き込まれ、ある程度の域まで達すると、仕事を任される。
今日も俺様は人を殺す。
任務を言い渡され、行動に移す。
と、近くに良く見知った奴がいた。
同じ里の兎の獣人であるかすがだ。
こいつも俺様みたいに任務を言い渡されたのだろう。
佐「よっかーすが!!」
声を掛ける前に投げられたくないを避ける。
か「…お前か。」
呆れた様な声音で言う。
佐「ちょ、何その言い方!!」
か「それはそうと、何故お前がここにいる?」
佐「えー?
だって俺様の任務は、武田信玄の家臣の暗殺だしぃ?良いじゃん別にー」
か「ふん、そうか。
私は軍神の暗殺だ。」
佐「えっ!?
マジか!!軍神ってあの上杉謙信だろ?」
か「…ああ。」
かすがの声が不安そうに震えている。
佐「誰か他に仲間はいるのか?」
か「…いるが、心配だ。」
佐「…まぁ、気を付けなよ?
んじゃ、またあとで、」
そう言って佐助は武田の屋敷に行く為、かすがと別れた。
か「……ああ。
………次があれば良いが」
そうしてかすがも走る速度を上げた。
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