221人が本棚に入れています
本棚に追加
大輔「は!スバル!!」
医務室で寝かされていた大輔は突如目を見開き、起き上がった
ディレ「わ!」
そしてなのはに頼まれ、大輔の様子を見に来たディレは驚き、尻餅をついた
だがそんなディレを無視して大輔はベッドから降り、走り出そうとした
が
ガシッ
大輔「!?」
ディレ「兄さん・・・いかないでください。」
ディレは小さな手で大輔の手をつかみ、震える声でそういった
そう、ディレは偶然にも先程の大輔と真也のやり取りを聞いていたのだ
大輔「っ・・・」
大輔は今にも泣きそうなディレを見て、ようやく落ちつきを取り戻した
ディレ「兄さん・・・」
大輔「ごめんな、ディレ、そうだよな、大切な妹を泣かせるような奴が乗り込んだって、きっとスバルは救えない。」
大輔がそう言った瞬間、背後から声が聞こえた
真也「やれやれ、漸くまともになったか、世話焼かせやがって」
真也が腕を組んで壁に寄りかかっていた
大輔「真也・・・」
大輔はディレを下ろすと頭を下げた
大輔「ごめんな…俺!」
真也「気にすんな、それより大輔、ある意味悪い情報だ」
大輔「悪い情報・・・?」
真也「ああ、さっき調べがついた、その人身売買の組織、二週間程前に潰されたらしい」
大輔「潰された!?じゃあ今回スバルをさらったのは・・・」
真也「恐らくな、何でそんな回りくどい事をしたのかはわからないが…」
真也はそういって考え込んだ
大輔「・・・真也」
真也「ん?なんだ」
真也はそういって大輔の方を向いた
大輔「スバルの監禁されてる場所・・・わかりそうなのか?」
真也「ああ、その証拠にその場所にどでかい魔力反応があった、おおかたお前が怒り狂って乗り込むと踏んでたんだろう」
大輔「だったら…そこにいってやる!そしてスバルを助け出す」
大輔はシュナイダーをとりだし、セットアップ
コート型のバリアジャケットを纏った
真也「ば!なにいってる!この魔力反応からして、確実に奴がいるんだぞ!?」
大輔「わかってる、でも、俺はスバルを・・・守りたいんだ!・・・ネクストゼクター!」
大輔はそういってオウゴンオニクワガタ型のゼクター、ネクストゼクターを呼び出し、日本刀型デバイスであるシュナイダーの鍔の部分と合体させた
そして大輔は空間を切り裂くと中に入った
真也「おい!!大輔!ったく!」
真也は大輔を見送ると部屋を後にした
最初のコメントを投稿しよう!