さらわれたスバル、危険な罠

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大輔「は!スバル!!」 医務室で寝かされていた大輔は突如目を見開き、起き上がった ディレ「わ!」 そしてなのはに頼まれ、大輔の様子を見に来たディレは驚き、尻餅をついた だがそんなディレを無視して大輔はベッドから降り、走り出そうとした が ガシッ 大輔「!?」 ディレ「兄さん・・・いかないでください。」 ディレは小さな手で大輔の手をつかみ、震える声でそういった そう、ディレは偶然にも先程の大輔と真也のやり取りを聞いていたのだ 大輔「っ・・・」 大輔は今にも泣きそうなディレを見て、ようやく落ちつきを取り戻した ディレ「兄さん・・・」 大輔「ごめんな、ディレ、そうだよな、大切な妹を泣かせるような奴が乗り込んだって、きっとスバルは救えない。」 大輔がそう言った瞬間、背後から声が聞こえた 真也「やれやれ、漸くまともになったか、世話焼かせやがって」 真也が腕を組んで壁に寄りかかっていた 大輔「真也・・・」 大輔はディレを下ろすと頭を下げた 大輔「ごめんな…俺!」 真也「気にすんな、それより大輔、ある意味悪い情報だ」 大輔「悪い情報・・・?」 真也「ああ、さっき調べがついた、その人身売買の組織、二週間程前に潰されたらしい」 大輔「潰された!?じゃあ今回スバルをさらったのは・・・」 真也「恐らくな、何でそんな回りくどい事をしたのかはわからないが…」 真也はそういって考え込んだ 大輔「・・・真也」 真也「ん?なんだ」 真也はそういって大輔の方を向いた 大輔「スバルの監禁されてる場所・・・わかりそうなのか?」 真也「ああ、その証拠にその場所にどでかい魔力反応があった、おおかたお前が怒り狂って乗り込むと踏んでたんだろう」 大輔「だったら…そこにいってやる!そしてスバルを助け出す」 大輔はシュナイダーをとりだし、セットアップ コート型のバリアジャケットを纏った 真也「ば!なにいってる!この魔力反応からして、確実に奴がいるんだぞ!?」 大輔「わかってる、でも、俺はスバルを・・・守りたいんだ!・・・ネクストゼクター!」 大輔はそういってオウゴンオニクワガタ型のゼクター、ネクストゼクターを呼び出し、日本刀型デバイスであるシュナイダーの鍔の部分と合体させた そして大輔は空間を切り裂くと中に入った 真也「おい!!大輔!ったく!」 真也は大輔を見送ると部屋を後にした
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