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廃墟内、スバルのいる階より八階上のフロア
大輔「やっぱりお前か・・・アウリタ」
大輔は目の前にいるアウリタを見据えながら言った
そう、スバルの予想通り大輔とアウリタが接触してしまったのだ
アウリタ「ああ、君と会うのは二回目かな」
(アウリタは本作が昔他の作品とコラボした際出てきてます)
大輔「何でこんなことを・・・組織の奴等はどうした!?」
大輔はアウリタに向かって怒鳴った
アウリタ「組織の奴等?・・・それなら全員殺したよ、いやはや、今思えば魔力の無駄遣い立ったよ」
アウリタは満面の笑みでそう言った
大輔「てめぇ・・・人の命を何だと・・・!」
アウリタ「人の命?何をバカな・・・君だってスバルが奴等に売り飛ばされると聞いた瞬間、殺意が沸いたろう?」
大輔「っ・・・それは」
大輔は俯いて拳を握った
アウリタ「しかしもっと怒り狂って向かってくると思ってたのに・・・意外に君は冷静なんだね…せっかく普通にスバルを拐わずにこの組織を利用したのに」
大輔「俺を・・・俺を怒らせる為だけに、スバルを拐ったのか・・・?」
アウリタ「ああ、スバルには僕が出した嘘の要求を仮に管理局が飲まなくても、なにもしないと言ったけど・・・」
大輔「けど・・・何だ・・・」
ブワアァァ・・・
アウリタの話を聞いていた大輔は段々静かになり、体からは魔力が立ち込めていた
そして次のアウリタの言葉で大輔の怒りは怒髪点を迎える
アウリタ「期日2日ってのはほんとでね・・・もし期日を過ぎたら
騎士たちにスバルを犯させてたよ」
ブチン
大輔「アウリタアァアアアア!」
ゴアァァアア!
大輔は怒号と共に一気に魔力を解放した
瞬間回りの壁と言う壁に亀裂が走り、大輔の足元は虚数空間に覆われていた
だがそれをアウリタは嬉しそうに見ていた
アウリタ「素晴らしいよ…空間の原初魔法、虚数空間を操るとはね、わざわざ下品な言葉まで使って怒らせた甲斐があったよ」
アウリタは杖の先に八方向に別れた刃がついた杖を空間を裂いて取り出した
アウリタ「問題は組伏せられるか・・・いくよ、アレクス」
アウリタは杖をアレクスと呼び、構えた
アレクス「はい、アウリタ様」
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