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夜中の毎夜繰り返される彼女と僕の甘い(?)物語は気付いたら朝を迎えている。
「虚言症~朝だよ~」
「う~ん…」
「宇宙人さんはコーヒーは飲む~?」
「紅茶…なら体が吸収してエネルギーにしてくれ…る…グ~」
「寝るな~!今日仕事でしょう!?」
「昨日クビになったよ」
大きく欠伸する。彼女は相変わらず、先程から僕の胸をバシバシ熊--彼女はクマすけと呼んでいる--のぬいぐるみで叩いている。
「ぷう…」
効果音を発して彼女は頬を膨らませる。こうなったらいいかげん起きなくてはならない。
「起きる。起きるよ、ゴメン、ふて腐れないでくれ」
彼女を抱きしめる。おまけに彼女の額にキスをして、クマすけにも謝り、挨拶する。
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