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「こっちおいで、まこと」
私が虚言症の側から離れて、ソファーでうなだれてると、虚言症が私を手招きしてくれた。
もう、ね、私、幸せ。
犬より喜んで私は圭に駆け寄る。
「これ、見てごらん」
「?…………!!~っ!!」
声にならない悲鳴をあげる。
だって、そこにあったのは。
オムライスの上にあったのは!
虚言症と、私の姿。
アニメ風になってるけどわかる。
「虚言症!大好き!はにゃ~えへっ☆」
クマすけの腕を掴み、ぶんぶん回す。
それこそアニメの中みたいに。
「じゃあ、いただきます」
虚言症はまたそう言って、今度はスプーンを手に取った。
朝からラブラブモード全開。
幸せ…。
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