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「あの、すいません先輩!」
声をかけられて、藤堂と日比谷は立ち止まり振り返った。
「突然すいません!おれ、一年の加藤っていいます」
顔を少し紅潮させた、二人より10センチは低い背をした後輩を眺める。
「す、好きなんです、付き合って貰えませんか!」
藤堂と日比谷は顔を見合わせてから、再び加藤を眺めた。
「「どっち?」」
聞かれて、加藤はさらに顔を赤くしながら頭を下げる。
「と、藤堂先輩です!」
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