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日比谷はニヤニヤしながら、藤堂の肩に腕を回した。
「加藤くんさあ、一年ではちょっと人気の可愛い系~。幸一どうするう?」
耳元で囁く日比谷に、藤堂もひそひそと言葉を返す。
「男子校だぞ?明らかに男だよな」
「良いじゃんかあ、可愛いし」
「そんなもんか?」
ひそひそながらも、二人の会話は加藤にまでちゃんと届いている。
加藤は頭を上げて藤堂を見上げた。
「と、友達からでも!あの、お昼とかご一緒するとか!」
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