1094人が本棚に入れています
本棚に追加
泣きそうな顔で言い募る加藤に、藤堂はふうん、と自分の顎を撫でる。
「可能性1%ないから、諦めたら?」
言い切って、日比谷を促し校門を出る藤堂。
しかし加藤は慌てて追いかけてきた。
「0じゃないならぜひ!お願いします藤堂先輩!」
「限りなく0だから」
「お願いします!」
「しつこいな」
「じゃあストーカー許可を下さい!」
「…は?」
驚いて立ち止まり、まじまじと加藤を眺めてしまう藤堂。
日比谷はたまらず笑い出した。
最初のコメントを投稿しよう!