告白

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泣きそうな顔で言い募る加藤に、藤堂はふうん、と自分の顎を撫でる。 「可能性1%ないから、諦めたら?」 言い切って、日比谷を促し校門を出る藤堂。 しかし加藤は慌てて追いかけてきた。 「0じゃないならぜひ!お願いします藤堂先輩!」 「限りなく0だから」 「お願いします!」 「しつこいな」 「じゃあストーカー許可を下さい!」 「…は?」 驚いて立ち止まり、まじまじと加藤を眺めてしまう藤堂。 日比谷はたまらず笑い出した。
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