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「好きです!お昼休みだけおれに下さい!」
藤堂は呆れて、ため息を噛み殺した。
これはしつこそうだと、半ば諦めて頷く。
「わかった。昼休みだけだからな」
加藤は表情を一変させて、嬉しそうに頷いた。
「ありがとうございます!」
「じゃあな」
駅に向かう藤堂に、加藤は慌てて後を追う。
「藤堂先輩、それでストーカー許可の方は?」
「…却下。やったら口も聞かずに警察に訴えるから」
「そうですか…残念です…」
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