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「母さん……」
「座りなさい。」
僕はおとなしく食卓椅子に腰を掛けた、が兄貴が三階に帰還しようとしている。
「座りなさいっ!」
この空気で逃げることができないと悟ったのか、兄貴も隣に腰掛けた。舌打ちが聞こえた気がする。
「もう限界。私はあの子を育て続けられない、一緒に居たくない!これ見て!夏休み始まってから何日たってると思うの?もう夏休み終わるのよ!何度片付けてって言ってもやらないのよ…」
「うるせぇなぁ」
リビングのソファーの上でビールを飲みながら、腹だしてテレビ見ている男が居た。「あっ…居たんだ」って思った。
「何がうるさいよ…自分の娘のことなのに、何で無関心なのよっ!」
「お前がちゃんとやらせないからだろ!片付けろって言っとけ!」
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