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サーラは、遠くなる2人に手を振った。
サーラは、目を閉じ夕日に向かって歌を歌った。
その歌声は、天使のような歌声だった。
その歌声をずっと聞いていた人物がいた。
「とても素敵な歌声ですね。」
「クリスさん……」
クリスは、サーラに近付いた。
サーラは、昨日のことをフラッシュバックし、後ずさった。
しかし、甲板の先端に着いてしまったので逃げ切れなかった。
クリスは、サーラの髪を指に絡ませ、微笑んだ。
「大丈夫ですよ。僕は何もしません。怖がらないでください。さっ、おいで。」
「どこに行くのですか?」
「これから船員達にアナタを紹介します。」
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