第1話

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最近の若い子は、いきなり初対面の先輩に名前で呼べと強要するわけか。 ……せ、先輩、また私をそんな目で見ないで。 「じゃあ、奏音くんは涼音ちゃんの横に座ってくれるかな。彼女に勤怠管理の方法とかこのフロアのこととか教えてもらって」 「はぁい」 そして、リスのターン。 人懐っこい微笑み攻撃。 先輩と私は心が和んだ。 瑞樹せんぱーい。私は何だかこの先が不安です……。 ――というわけで、なんだかよくわからないうちに謎の生命体、遠山奏音が私の隣の席へとやってきた。
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