第5話

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「おはようございますっ」 「……おはよ」 こっちは寝不足だってのに何だそのキラキラスマイル。 リスはいつもと変わらず、朝から癒しの笑顔を振りまいている。 昨日は一体何だったの? ため息をつきながらリスを眺めていると、向かい側のデスクのパソコンから音がした。 電源を入れた人はもちろん瑞樹先輩なわけで……。 「おはよう、涼音ちゃん」 「お、おはようございます」 いつもなら最高に嬉しい王子様スマイルも直視できない。
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