This Paint is red

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入学式が終わり、各教室に生徒が入っていいく。 担任が来るまで談笑を続けるクラスメイト。 アリウはクラスメイトと喋るのでなく、執事エヴァルと喋っていた。 「坊ちゃん。ちゃんと喋れていて立派でしたよ」 「うるさい。」 「少し緊張していたところが私にとっては笑を誘いましたけどね」 口元を押さえながら意地悪そうに笑うエヴァルをアリウはエヴァルを睨んだ。 「うるさい!!」 アリウの声にクラスメイトは一瞬黙ったが、たった一秒程で騒がしさが戻る。 「……そういえば、この学校は私服でいいんだよな?」 「ええ、そうですが、もうお着替えになられますか?」 「あぁ。この服は窮屈だ。いつものがいい」 「分かりました。ではあそこのカーテンに入ってください。」 エヴァルは教室の窓についているカーテンを指差した。 二人がカーテンに入り、クラスメイトは何事か見守っていたが、二人がカーテンに入ってから焼く5秒。 アリウは西洋風の服に身を包み、ポニーテールにしていた黒い髪は腰までたらしてあった。 クラスメイトがポカンとしていた刹那、担任が教室にはいってきて、全員頭にもやを浮かべたまま座る羽目になった。
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