14人が本棚に入れています
本棚に追加
――2年後――
あれから彼らはただ平和な日々を過ごした。
覚えていることは自分の名前と年齢
エヴァルはラシナム出身の死神。
エヴァルの使命。二人はそれだけしか覚えてはいなかった。
あくまでエヴァルの使命は“アリウの執事として命にかえてもアリウを守り抜くこと”
昔の一人の女性との約束などは頭の隅にも無かった。
アリウの母親からアリウを託されたということなら分かっている。
今日からアリウは一般の学校に通うことになった。
16歳になって初めての通学。
エヴァルはアリウを起こすためにアリウの寝室へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!