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待ち合わせの時刻に 五分遅れて
君が転げそうな勢いで
こちらへと 駈けてやってくる
そんなに慌てなくても 私は逃げないのに
夏の日の太陽は眩しくて 目を細めながら 君に手を降る
安心したように 微笑んで 手を振り返す その笑顔が更に眩しくて そっと目を閉じた
どれだけ こんなたわいもない時間を待ちわびただろう
なんでもないことを 愛おしい記憶に変える恋の魔法
逢えない時が 尚 逢いたい想いを募らせた日々
時を経て 再会の日を迎えた この夏の日
記憶に閉じ込めて もう決して放さない
誰にも もう 邪魔はできない
絆の糸は切れることなく 繋がっていたのだから...
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