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3歳くらいのとき、家族三人で大○の屋上に戦隊ヒーローショーを見に行った。
兄妹並んで最前列のパイプ椅子に座り、悪役の登場に周囲の子供達と一緒に絶叫。
そしてヒーローが登場し、客席参加型の戦隊ショーのセオリー通りに悪役の一人が子供を拝借せんと客席に降り、選ばれたのは4歳にしては体格の立派な兄の方だった。
隣の椅子から兄が抱え上げられて妹はまた絶叫。すると悪役は兄を椅子に下ろして、妹を抱え上げ今度こそ舞台上に帰還。
以下、その時の妹と悪役の会話
妹「なんで兄ちゃん置いたん?」
悪「重かってんよ、ごめんなぁ。」
(兄4歳・22キロ、
妹3歳・12キロくらい)
妹「兄ちゃん置いて、おっちゃん怒られん?」
悪「ちびちゃんが居ったら大丈夫じゃけぇ。」
妹「ふーん。」
その後、妹は舞台端で悪役に大人しく抱えられたまま普通の子供の様に泣いてヒーローに助けを求め、ヒーローに助けられた時も至って大人しくしていました。
ただショーが終わったあと、
「参加したんになんで何も無いん!?」
とイッパシに労働の賃金を要求していました。
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