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ここは、悪魔やそれを従えている魔族を専門的に扱う、バルチノス本部。
そこにいるのは史上最年少のドラゴンマスター。
「ニール!仕事だ」
「いい加減、休みたい。ガイン」
何時も、明るく周りを盛り上げようとしてくれる。こいつは、バルチノス本部 研究開発担当 ガイン。
「お前たちにしか出来ないんだよ。頼むよドラゴンマスター♪」
ため息をつくエルバだが、仕事ならしょうがないと諦め頷いた。
そして、ガインの姿が見えなくなるまで見送った。
ガインに止められるまで向かおうとしていた場所へ歩き始めたエルバだが、直ぐ立ち止まった。
「エルバ。また仕事か」
壁にもたれ掛かり偉そうに腕を組んでいる青年。
しかし、エルバはそれが当たり前のように答える。
「フェザー、立ち聞きはするなって言わなかったか」
フェザーは、人間でも悪魔でもない。
家族が殺された、あの夜に俺が召喚したドラゴン。
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