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かなり激しく叩きつけられた事でイブは痛みに顔を歪めたが、それでもすぐに立ち上がろうと体を起き上がらせた。
リョークはイブの手放したナイフを手に取ると起き上がろうとするイブの肩を踏みつけて、再び床に押し倒す。
「く……」
「まだ、生きてたのか……」
リョークの片手に握られたナイフが光に当てられギラリと光る。
仲間達の脳裏に浮かぶのは、イブが刺されて今度こそ絶命する映像。
「死んでもらうぞ」
「やめろ」
その時、龍太はそこにいた誰もが予想しなかった行動に出る。
リョークの頭に、持っていた銃を突き付けたのだ。
「これは脅しじゃない、場合によってはあんたを殺す。イブから離れろ」
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