1人が本棚に入れています
本棚に追加
父ちゃんは帰ってくることはなかった
俺は大きく成長した
母ちゃんからは外は危険だからでるなといわれていたが
でていた
するとおおきななにかが
俺を襲ってくる
かろうじて隙間ににげこんだが兄弟達はにげおくれ目の前で殺された
危険はこういうことなのだろう
このおおきななにかに見つからずに食糧を手に入れなければならない
次の日おれは 見た
兄弟が新聞紙で潰されるのを
助けてと顔を歪ませ叫んでいたが
おれはどうすることもできなかった
陰から見るしかなかった
夜 兄弟は天井から落下し横たわっているおおきななにかに喰われた
おおきななにか睡眠中のようだがバリバリと音を立て飲み込まれていった
兄弟達は減っていった
ある兄弟は我等が天敵鬼のアシナガ(くも)にくわれ
またあるものはおおきななにかに噴射されたりつばされたりで殺された
目の前で兄弟を失うのはたくさんだ
俺は復讐を誓った
最初のコメントを投稿しよう!