1人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日におおきななにかに特効した
おおきななにかは驚いて逃げている
うまくいった
と思っていた
しかしおおきななにかはただ逃げたのではなかった
なにかを噴射され俺はやられた
俺は所帯をもち妻と子供もいた
ここで死ぬわけには
そういう思いとは裏腹になにかを噴射されて意識が朦朧(もうろう)とする
混沌とした意識のなかおれはお袋とおやじをおもいだした
思春期のころは迷惑ばっかかけなにも恩返ししてなかったっけ
なにもプレゼントもしてなかった
お袋はよく兄弟達を世話してたっけ
おやじは毎日毎日飯をとり優しいおやじだったっけ
すまない
みんな
敵はとれなかった
飯ももうもってけない
ごめん
最初のコメントを投稿しよう!