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「舞桜、ここよ。今日からここが貴方の学校であり、家になるの。貴方なら大丈夫だから、頑張るのよ。」
“青空高等学校”
そこは人目など届かないような山奥にある、大きな学校だった。
周りを見渡せば、赤や金の頭がユラユラと揺れている。
そして煙草の臭いがあちこちからして、クラクラしてくる。
(捨てられたんだ…)
そう思っていた。
それでも、私にとっては幸せすぎるくらい幸せだった。
もう、誰の目も気にしないで生きられるから…
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